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お知らせ

スキンケア製品の処方技術開発に伴う「水中油型乳化化粧料」に関する特許取得のお知らせ

技術・研究開発

2024/10/17


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ちふれホールディングス株式会社(本社:埼玉県川越市、代表取締役社長:片岡 方和)は、 ナイアシンアミド配合の化粧料について、機能性が得られる濃度の配合でもベタつきを軽減し、 かつエモリエント性に富んだ使用感に優れるとともに、他の乳化剤と併用せずにアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体を乳化剤として用いることで安定化が可能な「水中油型乳化化粧料」を開発いたしました。その成果を「水中油型乳化化粧料」として特許出願しておりましたが、この度特許を取得したことをご報告いたします。

■開発内容について
ナイアシンアミドは、ビタミン類の一種であり、古くから広く医薬品やスキンケア製品に配合されてきましたが、近年、シワ改善の効果が得られる配合量が確立され、医薬部外品に配合できるようになりました。一方、機能性が得られる濃度を配合することで感じられる使用感のベタつきが課題とされてきました。

ナイアシンアミドのベタつき改善には油性成分の増量が有効ですが、従来技術ではナイアシンアミド存在下での油性成分の増量には複数の乳化剤の併用が必要でした。この複数の乳化剤の併用は、製品の安定化を向上させる一方で、肌への刺激リスクが高まります。そこで当社は、他の乳化剤と併用せずにアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体を乳化剤として用いて油性成分の組み合わせを工夫することで、油性成分の総含有量を高く設定することができ、それによりエモリエント性に優れ、機能性のあるナイアシンアミド濃度でもベタつきのない、良好な使用感をもつ乳化化粧料を得ることに成功いたしました。

当社はこのような独自技術を活用した商品をはじめ、安全性、品質、お客様満足度の高い化粧品の開発に向け、今後も取り組みを進めてまいります。

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※ここに掲載されている情報は、発表時(2024年10月17日)の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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